新年明けましておめでとうございます。

2022年01月09日

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

旧年中、お世話になりました各方面の業者様には改めて御礼申し上げます。また、当院に通院して頂いている患者様には(長い治療期間にも関わらず)治療方針に対してご理解頂き、感謝しかありません。

 

さて、本年も医院の基本方針である、

歯科医療を通じて地域社会に貢献

の理念の下、さらなる治療技術及び学術の向上、患者様へのサービス向上を図りたいと考えております。

 

昨年は口腔内スキャナーを導入し、歯科技工所と連携してデジタル印象(スキャナーを用いた型取り)システムを院内に構築しました。

今年はさらにそこから進み、院内で被せ物や入れ歯などの技工物を製作するシステム(ミリングマシンを用いたCADクラウンの削り出し、3Dプリンターによる仮歯、入れ歯の造形)を院内に構築する予定です。

デジタルトランスフォーメーションのコンセプトの下、被せ物や入れ歯などの技工物をより早く、正確に患者様に提供できるように努めて参ります。

 

 

話は変わりますが、昨年一年を通じて放映されていた、

大河ドラマ『晴天を衝け』

を私は毎週楽しみに視聴しておりました。

近代日本の商工業の礎を築いた渋沢栄一の考え方、行動力は素晴らしく、自分一人の為ではなく社会全体のために働く姿は、胸を打つものがありました。

その中で、主人公である渋沢栄一や、他の登場人物である徳川慶喜等が話す言葉に幾度となく共感、共鳴いたしました。

作中、徳川慶喜の弟、徳川昭武をリーダーとした使節団をパリへ向けて送り出す際に、以下の「徳川家康の遺訓」が徳川慶喜と渋沢栄一のやり取りを通じて語られます。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

この意味は、おおよそ次のようなものです。

人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。
足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。

この言葉がものすごく心に残りました。

今の自分の考え方(経営方針、治療方針)が、少し自分本意になっていないか、周りの環境のせいにしてしまっていないか、今一度見直し、医院の運営、患者様への接し方、治療方針をより丁寧に我慢強く考えていこう、そう思いました。

 

『毎日の診療、行動が本当に患者様のためになっているか』を自問自答し、地域医療に貢献することを誓い、新年のご挨拶に替えさせて頂きます。

 

 

 

 

以下は、元日に四国香川県琴平町の、金比羅神社に初詣をした時の写真です。

象頭山の中腹421メートルにある厳魂神社(奥社)まで片道30分かけて登り、お参りをしてきました。

奥社までの道のりは遠く、ちょっとした登山の様相を呈しておりました。奥社までついた時、なんとも言えない清々しい気持ちになりました。そのあと、お参りをし、下山しました。

本年も皆様にとって良いお年でありますように、心よりお祈り申し上げます。

旭社

 讃岐富士(飯野山)奥社;厳魂神社(標高421メートル)

年末年始の休診に関するお知らせ

2021年12月29日

本年も、患者様をはじめ、各方面の業者様には大変お世話になりました。

この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

当院は年末年始の休診日を

12月29日水曜日〜1月4日火曜日

とさせて頂きます。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

当院スタッフが、兵庫県保険医協会 歯科助手講習会に参加しました。

2021年11月27日

さる11月14日(日)に兵庫県保険医協会主催の歯科助手講習会が開催され、当院から2名の方に参加して頂きました。

以下は参加した後の感想文です。

 

「初級歯科助手講座に参加して」
今回の講習では、〝歯科基礎知識〟〝接遇研修〟〝歯科外来における院内感染対策の基礎知識〟について学ばせて頂きました。
まず、〝歯科基礎知識〟の講習を受けました。
う蝕の要因や予防法、院内でのう蝕治療の術式や必要器具について教本の写真や図、グラフを使いながら理解することができました。また、具体的に酸性度の高い飲み物や糖分の多い飲み物など患者さんにう蝕について説明する際に必要な知識も得ることができました。
そのほか、レントゲン、麻酔、AEDや投薬についてや歯周疾患についても基本的なことを学ばせて頂きました。
次に〝接遇研修〟の講習を受けました。
講師の先生からお話を聞き、患者さんに思いやりの気持ちを持ち、どのような言葉を望んでおられるのか今以上に考え、患者さんに寄り添えるよう心がけたいと思いました。そして、患者さんへの笑顔を忘れず、安心感を持って頂けるようになりたいと思いました。
最後に〝歯科外来における院内感染対策の基礎知識〟の講習を受けました。
近年新型コロナで感染防止策が重要となっていますが、状況になれることで感染予防が疎かになることがないよう、正しく感染経路を知り、正しい感染対策を身につけなければならないとあらためて感じました。
この講習で得たことを実際に医院の臨床の場でも生かすことができるよう日々努力していきたいです。

 

歯科助手研修の感想文

*研修内容*
歯科基礎知識
患者接遇とコミュニケーション
歯初診施設基準対応
歯科外来における院内感染対策

※研修で感じた事、今後実践すること*
働く上で大切な歯の構造、歯科用語、歯式の書き方、器具の名前などを詳しく教えていただきました。
治療をアシストする側も、このようなことを理解した上で働くことにより、患者さんの不安に寄り添えるということを研修を通して気付くことが出来ました。

新型コロナウイルスが流行し約二年程経ちますが、院内感染対策にも更に力を入れていることも学び、一方で歯科医院ではクラスター件数が一件だけと講師の方が仰っており、歯科医院での日頃の感染対策が功を奏した結果なのだろうと思いました。
引き続き、自分自身も気を引き締め感染対策をしようと思いました。

そして、接遇研修で学んだ”えごえ”という声の出し方を実践し、電話や受付対応などに役立て患者さんに安心していただけるように今後も努めてまいります。

 

当院では新しく就職された方に、必ず保険医協会の講習会に参加して頂いております。

『最低限の歯科治療の知識、感染防止の概念』を身につけてもらうため、また患者さまへの接遇、おもてなしの意識をもってもらうためにも大切な事と考えております。

今後も様々な研修、勉強会を通じ、より良い医療サービスがご提供できるように、医院全体で取り組んでいきたいと考えております。

マグネット式入れ歯(磁性アタッチメント)が保険適用になりました。

2021年10月30日

2021年9月1日から、入れ歯の内面に磁性アタッチメントを装着する(マグネット式入れ歯)ことが、保険診療において使用可能となりました。

 

 

磁性アタッチメント(マグネット式入れ歯)とは、下図のような構造の入れ歯です。

入れ歯の内面に磁性アタッチメントを、

ご自分の歯にアタッチメントを装着し、磁石の吸着力により入れ歯を保持するしくみです。

これにより、上の入れ歯が落ちたり、下の入れ歯が浮き上がるといったことがなくなり、よし安定した入れ歯が可能となります。

また、従来は隣の歯に金属製のバネをかけて入れ歯を維持していましたが、それがなくなり、

 

ご自分の歯に負担がかからない

金属が見えない為、審美的になる

 

と言ったメリットがあります。

当院でも保険診療での治療を開始しましたので、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

注意)人間ドック等でMRI検査(磁力の発生により体内の軟組織を観察する検査)を受ける際は、入れ歯を外して受診してください。入れ歯に磁石がついている為、MRI検査時の画像に悪影響を及ぼします。また、万が一装着したままMRI検査を受けられますと、磁力の吸着力の低下を招きます。

当院におけるイントラオーラルスキャナー(IOS)の活用事例

2021年09月13日

当院では6月より、歯科医療のデジタルトランスフォーメーション、非接触(感染リスクの低減)の観点より、韓国MEDIT 社(https://www.medit.com/?lang=ja)のイントラオーラルスキャナー;IOSを導入しました。

 

 

イントラオーラルスキャナーは、光線を利用してあたかもコピー機のように歯形を取る医療機器で、従来のゴムのような材料が不要で早く、快適な診療ができるメリットがあります。

 

今通院しておられる患者様に、実際に使用し始めておりますが、コンパクトでかつ操作性が良いため、

患者の皆様からは一様に、

型取りの気持ち悪さが無く快適だ。

型をとっている気がしない。何をしているかわからないくらいです。

というお声を頂いております。

 

 

現在のところ、当院では下記のようなケースに応用しております。

❶長期間使用する、硬質の仮歯(プロビジョナルレストレーション)

技工所にてCADCAMソフト上でデータを開き、設計する。

仮歯(provisional restration)をセットした。

 

 

 

②ジルコニアセラミックスの設計への応用

下記は、前歯のセラミックスを一度装着した方ですが、「少し長い気がする」とのことでやりかえを希望されました。

今装着しているセラミックスと口唇、鼻との位置関係をスキャナーで取り込みます。このデータ;立体像は、技工士さん側もアプリ上で見ることができます。

歯と軟組織の関係性を参考に、修正したのが下記のセラミックスです。

実際に患者様のお口に装着した時の様子です。自然な仕上がりに患者様も満足されています。

従来の二次元の写真と、口頭で技工士さんに伝えるだけはなく、同じ画面(アプリ)で立体像を見ながら、リモートで技工士さんと議論し、細かなディティールを修正することが可能になりました。

 

 

③インプラントの上部構造(セラミックス)

インプラントの上部構造制作のためには従来はシリコン製の材料を用い、お口の中で5分程度硬化するのを待たねばなりませんでしたが、その必要はなくなりました。

スキャンボディを装着してそれをスキャンすると、インプラントの位置関係がPC上に現れます。

デジタル情報のみでは、ブリッジなどの長い構造のものでは並行性に誤差が生じる為、ベリフィケーションジグ(並行性の検証用のジグ)を、お口の中で固定します。

 

最終的にセラミックスが装着された状態です。自然な仕上がりです。

 

 

 

④矯正装置の作製

下記は、歯形を取らずにスキャンのみ行い、3Dプリンターで作成したレジン樹脂の模型上で仕上げた矯正装置;緩徐拡大装置です。適合性に問題はありません。

 

 

⑤オルソシュミレーション(Ortho-simulation)というアプリケーションを用いての矯正治療のシュミレーション

下記は、抜歯したスペースにインプラントを入れた後に矯正した場合に、上下の歯がちゃんと並ぶか、噛み合うのかをおおまかにシュミレーションしたものです

大まかではありますが治療の成功の可否が分かり、患者様にも治療のゴールを提示できます。

 

 

上記のようなケースに応用しております。

 

 

 

従来の型取りがないために快適性が向上し、治療時間が短くなるというメリットがあるのはもちろんですが、

デジタル技術によるシュミレーションは、矯正治療後のゴールを患者様と共有することが出来ます。

また、お口の虫歯を立体像で患者様に提示(informed)することで、より実感を伴った病態の把握(consent)が可能になろうかと考えられます。

かつ、非接触であることから、感染リスクが低減されると考えられます。

他にも様々な機能があり、スキャンするだけに留まらない、様々な可能性を、このオーラルスキャナーは広げてくれそうです。

 

今後も、デジタル機器および各種アプリケーションにさらに習熟し、皆様のお口の健康、利益につながるよう努力して参ります。

開業4周年を迎えて。今後の医院としての目標

2021年09月09日

お陰様で8月21日をもちまして当院は開業して4周年を迎えました。

この4年間お越しいただきました患者様には、改めて感謝申し上げます。また技工所様、歯科材料業社様、その他各方面の会社には大変お世話になりました。特に行政の皆様からは政府のコロナ対策の一環で、一方ならぬご支援頂きましたこと、この場を借りて、改めて厚く御礼申し上げたいと思います。

 

さて当院では開業以来、

一般歯科治療、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、訪問診療などを通じて地域社会に貢献してまいりました。

開業5年目に入るにあたり、社会に対して一歯科診療所として何ができるかを、より具体的に考える時期に来ていると思います。

 

今、社会全体で提唱されている、

SDGs ;sustainable development goals;持続可能な開発目標

をテーマに少し考えてみようと思います。

これは、2015年9月に国連で採択された、

持続可能な開発のための2030アジェンダ(実行するべき目標)

に記載された、

2016年から2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。

具体的には以下の17の目標があります。

 

     ~17の国際目標~

❶貧困を無くそう

❷飢餓をゼロに

❸全ての人に健康と福祉を

❹質の高い教育をみんなに

❺ジェンダー平等を実現しよう

❻安全な水とトイレを世界中に

❼エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

❽働きがいも経済成長も

❾産業と技術革新の基盤を作ろう

➓人や国の不平等を無くそう

11)住み続けられるまちづくりを

12)つくる責任、つかう責任

13)気候変動に具体的な対策を

14)海の豊かさも守ろう

15)陸の豊かさも守ろう

16)平和と公正を全ての人に

17)パートナーシップで目標を達成しよう

 

上記は、私たちが発展していく為に目指すべき目標であり、

❶〜❻は『人の安全、安心』

❼〜12)は『経済のバランス』

13)〜17)は『環境、平和』

の3種類に分けて定義されています。

 

みんなが幸せになる未来を創るために 

誰一人取り残さないーNo one will be left behindー

を理念とし、国連に加盟する世界193ヵ国が合意した2030年までに達成すべき目標、という大きな考え方です。

 

それでは現実社会においてはどうかというと、

環境省から発表された

『すべての企業が持続的に発展するために』

と題された『SDGs活用ガイド』というものがあります。

環境活動や社会課題の解決を通じて業績を上げる、これらに配慮しなければ企業としての活動ができない、そういった時代が来ようとしています

といった前書きが記載されており、日本においても実際に自治体や各団体、企業、学校などを中心としてSDGsの目標に資する取り組みを行うところも増えてきています。

身近なところで言えば、スーパーのレジ袋の有料化、プラスチック製のストローの全廃が挙げられますが、これは上記の項目

14)海の豊かさを守ろう、に該当します。

 

 

 

では、

『一歯科医院においてSDGsの達成に向けてどんな取り組みができるのか?』

について考えたいと思います。

例えば、

❸すべての人に健康と福祉をを達成するために、

「事情により通院困難な方の為に訪問診療を行う」
「奥歯の無い方に対して、いち早く治療し咀嚼機能の回復を行う」

「治療終了後も疾患の発生を予防すべく定期的なメンテナンスを推奨する」

ことにより達成できると考えられます。

15)陸の豊かさも守ろうを達成するために、

「オーラルスキャナーを使用することにより、歯科診療の過程で出るゴミ(アルジネート印象材、石膏)を減らす」

「金属製の技工物(いわゆる銀歯)ではなくCADCAM 冠を作製することにより、金属片や技工過程における有毒ガスを減らし、出来るだけ空気(環境)を汚さない」

ことにより達成できると考えられます。

 

 

 

また、当院では少し前より、社会貢献活動の一環として

以下の各種団体に少額ではありますが、寄付を行なっております。

⚫︎国連anchor

https://www.japanforunhcr.org

 

⚫︎world vision

https://www.worldvision.jp

⚫︎UNICEF

https://www.unicef.or.jp/

 

⚫︎PLAN international


https://www.plan-international.jp/about/policy/sdgs/

 

⚫︎あしなが育英基金

https://www.ashinaga.org/

⚫︎広島大学歯学部基金/広島大学修学支援事業基金

これらの団体に寄付することで

❶貧困を無くそう、❷飢餓をゼロに、❹質の高い教育をみんなに

❺ジェンダー平等を実現しよう、等の目標達成に僅かながらでも貢献できるかと思います。

 

やや話が大きくなりましたが、社会のどんな規模の企業(医院)においてでも、こういった理念を考え続けることが非常に大切だと思います。

 

『自分たちの行なっている活動(歯科診療)がなんらかの形でSDGsの達成に貢献出来るよう、小さな一歩から始める』

『今後の医院の活動方針、行動指針を決定する際に、常にSDGsを念頭に置き事業計画を策定していく』

上記二つを目標とすることを誓い、4周年のご挨拶に替えたいと思います。

 

 

 

(補足)

⚫︎当院におけるIT化、デジタルトランスフォーメーションに関して(❾産業と技術革新の基盤を作ろう、に該当)

写真は、当院の技工物を担当していただいている、

神戸市兵庫区の『入れ歯やさん』http://irebayasan.co.jp/

内における、デジタル技工に関する研修会(8月26日実施)の様子です。

当院においてオーラルスキャナーにより取得された患者様の口腔内データは、インターネットを介して即時に技工所へ送信されます。口腔内のデータは技工士とクラウドシステム(Medit link)を介して共有され、各種の補綴物(詰め物、被せ物)の設計に反映されていきます。

今歯科医療のみならず、あらゆる業態において、デジタルトランスフォーメーション、IT化が進んでいます。

当院においては本年6月より口腔内スキャナーを導入しました。(今後も3Dプリンタなどを導入していく予定です)

歯科医療のdigital transformationにより、より早く、正確で品質の高いものをご提供出来るよう努力して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

オーラルスキャナーを導入しました。

2021年06月16日

当院ではこの度、医療サービスのデジタル化、非接触(感染リスクの低減)の観点より、

韓国MEDIT 社(https://www.medit.com/?lang=ja)の
イントラオーラルスキャナー;IOSを導入しました。

 

イントラオーラルスキャナーとは、光線を利用して歯形を取る医療機器です。(光学印象と言います。)

スキャナーで読み込んだ情報をもとに、

被せ物(セラミックス)や入れ歯をCAD(コンピューター支援設計)ソフト上で設計したり、

矯正治療のシュミレーションに応用することができます

いわゆる『ゴムのような材料』による型取りがない為、

型取りの苦手な方

嘔吐反射のある方

にとっては、メリットが多いと思いますし、オーラルスキャナーを用いて、よりスムーズな治療が可能になると考えます。

ご質問等ある方はメールや電話等でご気軽にお尋ねください。

当院での治療例の紹介 ❶前歯の治療

2021年04月25日

当院は2017年8月に開業以来、3年半が経ち、今までに数多くの患者様にお越し頂きました。

そして当院の治療方針に同意して頂き、忍耐強く治療を受けて頂きましたことに、この場を借りて改めて御礼申し上げたいと存じます。

当院では一般歯科治療に加えて再生療法、インプラント治療、矯正治療などを用いた一口腔単位の包括的な治療を行なっておりますが、以下の方針で進めています。。

Esthetics:審美・・・歯の色と形がその人本来のものにあっていること

Function:機能・・・歯並びが整っており、奥歯でしっかり噛めること(咬合の安定)

Structure:構造 ・・・被せ物と土台がしっかりとし、割れない、外れないこと

Biology:生物学(生体)・・治療後も、歯や歯ぐきに炎症がない、顎関節に症状がないこと

上記にプラスして、

『(教科書的には)抜歯適応の状態であっても患者様が希望すれば抜歯は避け、極力歯を残す

何よりも患者様の希望に沿う(インフォームド=チョイス)

ことを第一に治療にあたっております。

従って従来の治療よりも長く、複雑な過程が必要となる場合が多くなっています。

 

そこで、本年より、患者様の同意を得て、具体的な症例の提示:ケースレポートを行なっていくこととしました。

これは実際の治療例を公開することにより、地域の皆様のお口や歯の悩みを解決する一助となれば、と考えたためです。

以下に具体的な治療例を提示していきたいと思います。

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治療例❶ ♯部分的矯正    ♯歯周外科(根尖側移動術)     ♯補綴修復

矯正的挺出(エクストルージョン)と歯周外科処置を用いて歯の保存に努め、ジルコニアセラミックスにより修復を行った一例

  • 50代男性
  • 主訴;前歯が取れた(数年前に他院にて治療行なった)
  • 全身疾患(ー)、喫煙(ー)
  • 初診時の歯の状態;差し歯が土台ごと取れて歯が割れ、歯根は歯茎よりも下に埋まった状態。かつ、歯根に破折(マイクロクラック)が存在していた
  • 治療方針;機能及び審美性を回復し、治療後の永続性を目標に歯冠修復を行った。

 

初診時の状態は以下の写真のようでした。

左の前歯が土台ごと外れ、根の一部も欠けています。上顎の前歯部は人の第一印象を決める大切な要素ですので、早急な対応が求められます。今まで入っていた被せ物は形が左右不揃いで、対称性に欠けます。

(さらに…)

新年明けましておめでとうございます。

2021年01月03日

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、患者の皆様にはコロナ禍でご不安を感じられる環境であるにも関わらず、当院にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

また、行動が制限される中、歯科関連の業者様をはじめ、各業種の皆様にご尽力して頂きました事、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

2020年は新型コロナ感染症の影響により、世の中の構造が一変し、医療界のみならずあらゆる業種で行動の制限される、なんとも窮屈な社会となってしまいました。

私自身も2020年の初めは東京への研修(インプラント外科の研修)に行っていましたが、3月からは行動を自粛し、静岡県で行われる予定であった見学、研修は中止せざるを得ませんでした。

しかしその中でも歯科治療への情熱、学び(研究、研修)は止めてはいけないと思い、インターネットなどを利用したリモートでの学会への参加により最新の知見を得るよう努めてまいりました。

行動が制限される生活様式となりましたが、その一方で、学術に関する情報などは、リモートシステムにより、むしろ簡便に視聴できるようになったのではないかと思います。

今後も患者様の利益につながる学術に関する情報、知見は随時取り入れて、自身の治療をアップデートし、患者の皆様に還元していきたいと思います。

 

 

さて、年が明けまして2021年になりました。

当院は2017年8月に開業し、3年数ヶ月が経過しております。

開業時に立てた目標である、

歯科治療を通じて地域社会に貢献』という理念を継続、実践していくことはもちろんのですが、

患者様の権利』、患者様の義務

についても改めて、定義したいと思います。

 

患者様の権利

①どのようなお口の状態でも、良質な歯科治療を公平に受けることができます。(他院にて治療途中のまま放置してしまった、または転院したいという方もお気軽にご相談下さい)

②病気のこと、治療や検査などについて、十分説明を受けた上で自分の意思で選択し決定できます。

(インフォームド・チョイスの実践=説明を受けた上で治療方法を選択できる、拒否もできる)

③治療や検査、費用などについて、他の医療機関の歯科医師の意見を求めることができます。(セカンドオピニオンの実践)

④当院で撮影、記録したお口のレントゲン、写真や、病気など個人情報は守られます。(依頼があれば削除も可能)

 

 

患者様の義務=守って頂きたいこと

①病状に関する情報を歯科医師等に詳しく知らせて下さい。また、ご自身のお口の状態に関してご自身で興味を持ち、十分理解できるまで質問してください。

②治療方法、費用、期間に関して、納得して合意のうえ、必要な治療や検査等に意欲をもって取り組んでください。(「どうせ悪くなるから放置しておいて下さい」「難しい話は結構です」という方がおられますが、ご自身の大切な体のことです。治療方法、費用等に関して理解するよう努めて下さい)

 

上記二項目に関しては、治療を円滑に進めていく上で非常に大切なことです。

ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

また、今年の目標としては

❶更なる院内の清潔化、感染防止策の徹底

❷非接触の観点から、デジタルデンティストリーの推進

❸自身の症例の整理、ホームページ上での具体的事例の提示

❹訪問診療の拡充

❺スタッフ教育の更なる充実

上記5項目を主に進めていきたいと考えます。

特に❷に関して、

現代の歯科医療においてのイノベーションと言える、オーラルスキャナー、3Dプリンターのことです。

従来はゴムのような材料(アルジネート印象材)を用いて患者様のお口で直接型取りしていましたが、それを口腔内カメラを用いて簡便に行うことが出来、感染防止、非接触の観点からも非常に有益なデバイスと考えられます。

保険収載の話も数年前から上がっており、現在の歯科治療を行う上では必須のデバイス機器と言えますので、当院としても本年中の導入を予定しております。

感染リスクの少ない、患者様にとって負担の少ない、speedyな治療をご提供できれば、と考えております。

 

 

最後に、現在もコロナ禍は続いておりますが

一度立ち止まり、考えたことがあります。

歯科医療は人に何を与えてあげることができるのか?

ということです。

それはお口の健康を通じて全身の健康に寄与できる、ということだと思います。

歯科治療に「不急」はあっても「不要」はないと思います。

 

禍福は糾える縄の如し』という諺があります。

『禍』の後にはまた新しい『福』が来ることを祈願し、新年のご挨拶としたいと思います。

本年もまた『一所懸命』に地域医療に打ち込んでいきますので、どうぞよろしくお願い致します。