少し前のことになりますが、6月28日(日)に当院のスタッフが
兵庫県保険医協会 初級歯科助手講座を受講しました。
以下は参加した後の感想文です。
講習では、基本的な歯科治療の説明から専門的な用語まで講師の先生がわかりやすく説明してくださいました。
毎日使う道具、用語などを詳しく教えてくださり、歯科医院で働く上でとても勉強になりました。
そして昨今のコロナウイルス院内感染防止対策についてのお話がありました。
改めて感染防止対策のお話をお聞きし、さらに
医院内での自分の行動を慎重に行うようにしています。コロナウイルスに関しては随時、情報が変わっていくので、自分でも気をつけて正確な情報をニュースや新聞などから得ようと思いました。
最後にマナー講座がありました。
患者さんを不安がらせないように笑顔で話すことや、
電話で顔が見えない状態であっても、「笑顔で相手が前にいるのと同じように話すことが良い」と講師の方がおっしゃってたのが印象に残り、日々実践しています。
今後、医院で役立つ知識たくさん教えて頂きまして
とてもいい勉強になりました。
初級歯科助手講習会は兵庫県保険医協会が定期的に開催している勉強会で、当院に就職された方は全てこの講習会に参加してもらっています。
2020年4月からの診療報酬改定に伴い、
歯科外来診療における院内感染防止対策を推進する観点から基本診療料について評価が見直され、スタッフを対象とした研修を行うことが施設基準に加わりました。
今回の研修でも講義があったとのことですが、
スタンダードプリコーション
=院内で起こる診療行為は全て感染のリスクがあるものとして取扱う
診療室においてはこの姿勢が大切と考えます。
(当院では感染防止の考えから開業時より、精製水を用いてのB クラスオートクレーブでの器具の消毒、滅菌作業を行なっております。)
今年の初めからの新型コロナ感染症により、皆様非常に過敏になっておられるかと思いますが、当院に於いては
患者様の診療前の検温
不特定多数の方と接する職業か、渡航歴などは無いか、等の簡単な問診
診療開始前のうがい
Bクラスオートクレーブによる滅菌
塩素イオンを含む水を供給できるシステムの導入
非末が飛ぶと考えられる処置時には口腔外バキュームを用いる
切削片の飛散が予想される場合(入れ歯の調整)には専用のボックス内で削る
などの対策を立て、今後も感染防止に努めて参りますので、患者の皆様におかれましては引き続き治療に通っていただきますよう、お願い申し上げます。
また現在、テレビ、インターネット、各種報道で、新型コロナ感染症に関する様々な情報が発信されております。
インフォデミック-infodemic-という言葉がありますが、
その意味は、
ウェブ(とりわけソーシャルメディア)上で、真偽不明の情報や虚偽の情報が流布し、これを多くの人が真に受けて
パニック状態になり社会の行動が制限されること
です。
今は、正確な情報、不正確な情報が各種入り乱れている状態と思います。
今年の2ー3月の時点では、
新型コロナ感染症で何十万人が死亡する、トイレットペーパーが枯渇する
などといった情報が流れていましたが、今それを報道する人は少ないと思います。
自分自身への戒めでもありますが、コロナ感染症をはじめ、種々の医学的な情報に関して、
一時の情報に惑わされることなく、冷静に現状を見極め、何が大切か、物事の本質はどこにあるのか?
を常に考えたいと思います。
参考文献:日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57688620V00C20A4I10000/
皆様におかれましても、心を落ち着かせた上で正確に情報を得、気を緩めずに感染防止対策を行なって頂ければと思います。
なお、今後当院ではさらなる感染防止のために、
業務用空気清浄機(エアロシステム)の導入
非接触の観点より、オーラルスキャナーの導入
を検討しております。
全ては患者様の安全のために、今後も当院は地域の歯科医療の担い手として、一生懸命に努力していく所存です。