移転開業のお知らせ

2024年02月10日

この度しのはら歯科医院は、3月中旬に移転開業することになりましたのでお知らせします。

(3月11日午後より1週間程度お休みを頂きます。3月18日月曜日より新診療所でに診療を開始します)

新しい診療所の住所は

〒662-0912 兵庫県西宮市松原町4−7 GRANZ1F です。

TEL /FAX  は0798-36-4183で変更はありません。

国道2号線南、Yahooソフトバンクのお店の東隣にあるGRANZというビルの一階です。(2階はGadol Cafe&Studyというレンタルオフィスです)

 

 

諸般の事情により、また将来を見据えて移転開業する決意を致しましたが、新しい診療所では以下のことに重点を置いて設計を考えております。

 

①入り口にスロープを設置し、身障者の方、車椅子の方、ベビーカーを持った方にも入りやすいバリアフリー設計とします。(車椅子のまま、ベビーカーを押したまま、診療チェアの横まで入室が可能です)

 

②現在の診療所よりもよりプライバシーが守られ、かつ衛生的な診療スペースとします。

一室は完全個室(オペ室)とし、専門医と連携した高度な口腔外科処置(インプラント治療等)、また再生治療(歯周組織再生治療/歯髄再生治療)や歯牙移植を安心して受けられるよう環境整備に努めます。

 

③乳幼児(赤ちゃん)、未就学児連れでも安心して治療が受けられるよう、診療チェアとチャイルドルームを一体化します。

テレビや遊具などを充実させ、天井にもテレビを設置し、お子様でも安心して治療が受けられる環境の整備に努めます。

(トイレにはおむつ替えシートも設置)

 

 

④歯科技工室の設置

当院では2020年ごろから、

『歯科医院におけるデジタルトランスフォーメーション』

ということで、院内のデジタル化を推進して参りました。

オーラルスキャナーやミリングマシン、CADCAM設計ソフト、3Dプリンタ−などを導入し、院内で技工が完結するよう環境を整備しました。

移転開業に際しては院内に技工室を設置し、より良い補綴物(被せ物や入れ歯など)をより迅速に、正確にご提供出来るように努力してまいります。

 

 

 

上記の以外にも、『歯科治療を通して地域社会に貢献できることは何か?』を常に考えながら歯科医院の運営を行っていきたいと考えております。

(患者の皆様にアンケートを取り、歯科相談会と題して質問に答える形で定期的にミニセミナーも行っていきたいと思います)

 

2017年8月より前任の先生の後を承継させて頂き、7年目(診療所としては20年以上)を迎える当院ですが、移転後もより地域の皆様のお口の健康、全身の健康に寄与できる医院作りを目指していく所存です。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

(写真はあくまで完成予想イメージです)

新年明けましておめでとうございます。

2024年01月11日

新年明けましておめでとう御座います。

旧年中は多くの患者さまにお越し頂き、誠に感謝申し上げます。

また、ご指導、ご協力頂きました歯科医の先生方、お世話になりました歯科メーカー様、各業者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

さて2024年がスタートしました。

当院では開業以来、

歯科医療を通じて地域社会に貢献する

『最新、最善の医療技術を地域の皆様へ』をモットーとし、

歯科治療に取り組んでまいりました。

 具体的には以下の項目を実施してまいりました。

⚫︎2017年〜(しのはら歯科医院開業)  

マイクロスコープ、ラバーダムを用いた根管治療を標準医療として開始。インプラント治療、矯正治療、歯牙移植等を用いた包括的な治療を提供

⚫︎2018年〜  歯周組織再生療法(保険診療における再生療法:リグロス®︎)を開始

兵庫県尼崎医療センター、兵庫医科大学病院等と連携し口腔外科疾患への対応も行えるよう診療体系を構築した

⚫︎2019年〜  各種骨補填材、人工膜を用いた骨造成に関する研修を受け、院内での医療体制の整備を行なった

⚫︎2020年〜 新型コロナウイルス感染症の流行を受け、院内感染防止のため、院内で用いる水を全て塩素が含まれた状態とする、塩素水発生装置(ポセイドン®︎)を導入し、感染対策を行なった

⚫︎2021年〜  オーラルスキャナー(光学印象用機器)の導入による、院内のデジタル化を行なった。新型コロナウイルス感染症予防の観点から『非接触での治療』を推進した

⚫︎2022年〜  ミリングマシン(歯科技工物を切削、加工する機器)、および3Dプリンターを用いた造形による院内技工を開始。 技工物を短時間で提供できる体制(ワンデートリートメント)とした。

⚫︎2023年〜  歯髄再生治療が可能な歯科医院(神戸市中央区 RDクリニック)との提携、またアエラスバイオ社とも提携し歯牙および歯髄幹細胞冷凍保存に関する提携歯科医院となった

RD歯科クリニックhttps://www.rdshikaclinic.com/clinic/

アエラスバイオ社https://aerasbio.co.jp

基本的には保険診療のルールに則り診療を行なっておりますが、

『最新医療を地域の皆様に提供する、地域の皆様に利益を還元する』

という考えのもと、今後も先進的な技術(材料)や知見の取得に努め、

より良い治療を地域の皆様にご提供して参る所存です。

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さて、話は変わりますが、

私の郷里は愛媛県新居浜市という四国の地方都市なのですが、別子銅山をはじめ、住友金属鉱山、住友化学、住友重機などといった住友グループ企業の発祥の地です。

小学生の頃には、社会科の授業の一環として

別子銅山記念館や、住友化学の工場、住友グループの初代総理事・広瀬宰平が居を構えていた、廣瀬邸(廣瀬公園)など、いろいろなところに見学に行きました。

江戸時代から続く住友家、住友グループには企業理念があり、私も僭越ながらそれを心の指針として、医院運営の参考とさせて頂いております。

「自利利他公私一如」じりりたこうしいちにょ

住友グループ広報委員会https://www.sumitomo.gr.jp/history/analects/07/

より引用

という言葉があります。

この言葉は住友グループに受け継がれている企業理念であり、

『企業の活動は自分の会社の利益を追求するだけでなく、社会全体の利益を考えなければならない、社会にとって必要な存在でなければならない』

という意味だそうです。

 

 

上記の理念の下、

今年はこれまで導入してきた技術に軸足を置きながら

さらに新しい技術、材料を歯科臨床に応用し、少しでも患者の皆様(=社会)の利益に繋がるように取り組んでいく所存です。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

症例⑤ 早期矯正治療の一例(永久歯列完成前からアプローチし、正常咬合に誘導できたケース)

2023年10月09日

当院では、開業以来、矯正専門医の指導の下、小児矯正(咬合誘導)、成人矯正に取り組んで参りました。

特に小児期からの矯正治療を推奨しております。

すなわち、

 

不正咬合が判明してから矯正治療を始めるのではなく、不正咬合が始まりそうなまさにその時に対処し、正しい噛み合わせに導く、早期の矯正治療(咬合の誘導)

参考文献:「GP・小児・矯正が共に考える実践早期治療 子供の育ちをサポートするために」監著:関崎和夫・高橋貴喜美子・有田信一・里見優

 

という考え方です。

 

なぜ、なるべく早い時期での矯正治療が必要なのか?

その理由についてご説明します。

 

一般的に、子供が成長していく中で、全身の器官や機能は、個々別々の発達をしていきますが、

この発達・発達していく特性を表した考え方として、

「スキャモンの発達・発育曲線」
というものがあります。
人間の成長のパターンは以下の4つのパターンに分類されます。

①リンパ型(胸腺、リンパ節、同質性リンパ組織)

免疫力を向上させる扁桃、リンパ節等のリンパ組織の発達です。
生後から12、13歳頃までにかけて急激に成長し、大人のレベルを超えますが、思春期すぎから大人のレベルに戻ります。

②神経型(脳、脊髄、視覚器、頭径)

リズム感や体を動かすことの器用さを担います。出産直後から急激に発達し、4、5歳で成人の約80%にも達します。

矯正治療においては上顎(頭蓋骨)の成長パターンはこれに相当します。

③一般型(全身の計測値(頭径を除く)、呼吸器、消化器、腎、心大動脈、脾、筋全体、骨全体、血液量)

一般型は身長・体重や肝臓、腎臓等の胸腹部臓器の発育を示します。
特徴は幼時期までに急速に発達し、その後は次第に緩やかになり、二次性特徴が現れる思春期に再び急激に発達します。思春期以降 に再び発育スパートが見られ大人のレベルに達します。

矯正治療においては下顎(下顎骨)の成長パターンがこれに相当します。

生殖器系型(睾丸、卵巣、副睾丸、子宮、前立腺など)

生殖器系型は男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣。子宮などの発育です。
小学校前半までは僅かに成長するだけで、14歳あたりから急激に発達します。生殖器系の発達で男性ホルモンや女性ホルモン等の

性ホルモンの分泌も多くなります。

 

つまり、人間は赤ちゃんの時期から成人まで、成長するのですが、骨格の成長、脳の成長、免疫系の成長、生殖器の成長、それぞれの成長のスパートは違う、ということです。

そして、

下のグラフは、「スキャモンの発達、発育曲線」を参考に作成した、上顎骨の成長グラフです。

 

上顎骨は神経系の発育パターンをたどりますので、だいたい10ー12歳でその成長は成人と同じレベルに到達します。つまりそれ以降、

中学生くらいになると上顎の骨は変化しにくい、矯正治療が難しくなる

と言えます。

従って、

成長期前の顎の骨が柔らかく、骨及び歯を動かしやすい時期

(小学2年生〜6年生の間)に矯正治療を始めた方が良い

と言えます。

 

 

 

 

以下に当院の患者様で、早期(小学4年生(10歳))から矯正治療を開始したケースを示します。

 

 

永久歯が生えそろう前(混合歯列期)から早期矯正治療を行い、成長と共に正常な歯並びに導けた一例

 

⚫︎来院時年齢:10歳

⚫︎性別:男児

⚫︎歯列不正の種類:叢生および、上顎右側 側切歯の交差咬合

⚫︎主訴:歯並びが気になる

(初診時は患者、保護者共に歯列不正に関して、あまり自覚はしておられなかったが、十分説明を行い、治療開始することに同意された)

⚫︎初診時の口腔内写真(2017年12月撮影)

⚫︎初診時のレントゲン写真(2017年12月撮影)

 

⚫︎お口の中の問題点、および今後予測されること

全体的に顎が狭く、かつ歯の大きさが標準より大きいため、歯並びが叢生(ガタガタの歯並び)の状態である

右上の前歯が反対の噛み合わせになっていて、正しい噛み合わせが出来ていない

→いわゆる八重歯になり、歯並びがガタガタのままになる、顎の骨もずれたまま成長して顎関節症などを起こす可能性がある

と予想されました

⚫︎顔貌と歯並びの関係性、問題点

 

⚫︎診断:上下顎の叢生および上顎右側側切歯の交差咬合

⚫︎永久歯の完成前に矯正治療を行う理由

先に述べた、スキャモンの成長発育曲線から考えて

上顎骨は12歳前までに成長を終える(上顎骨に存在する正中口蓋縫線と呼ばれる、骨と骨をつなぐ線が骨化して閉じてしまう)ため、

その前に矯正力をかける必要がある

 

 

⚫︎具体的な治療方法、時期、装置

 

①緩徐拡大装置(シュワルツの装置)

まずは比較的受け入れやすい、取り外し式の矯正装置(いわゆる床矯正装置)を用いて上顎骨の側方拡大と、歯並びを整えていきます。

2018年1月(10歳)

参考文献:「ホームドクターによる 小学校2年生までに始める拡大床治療」

次に、右上の2番目、側切歯が内側に入ったままで外へ出にくいため、固定式装置を選択しました。

②パラタルアーチ(指様弾線を付与したもの)

2019年4月(11歳)

右上の2番目の歯を外側に押しています

③急速拡大装置

2020年5月(12歳)

右上の2番目の歯が外に出ました。(交差咬合の解消)

次に、上顎の左右の骨を広げて上顎自体を大きくするために、

固定式「急速拡大装置」を用いました。

この装置の効果が期待できる年齢は、左右の顎のつなぎ目の正中口蓋縫合が自然に開くことができる年齢を考えると、思春期くらいまでと言われています。

 

④マルチブラケット装置の装着

2021年3月(13歳)

上顎骨が横に広くなり、歯列弓周長が長くなりましたので、

歯並びを綺麗に配列するため、マルチブラケット装置を装着しました。

 

2022年12月(14歳)

マルチブラケット装置、装着後1年9ヶ月経ち、上下の歯並び、噛み合わせが整いました。

 

 

⑤アライナー/Asoaliner (いわゆるマウスピース矯正)

2023年1月(15歳)

患者さんの希望によりアライナーを装着して、歯列の最終調整を行なっております。

 

 

以上、治療の流れを時系列で示します。

 

 

 

上記の治療には約5年という長期の期間を要しました。

(長期にわたる矯正治療にご理解、ご協力頂きましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。)

よかった点としては、問題が生じた時点でアプローチすることにより、非常にスムーズな治療を行え、顎関節にも負担なく、成長と共に咬合を確立できたことだと思います。

この患者さんは高校入学前に、非常に綺麗な、安定した噛み合わせを得ることができました。

 

もし成人してから治療していたらどうなっていたでしょうか?

5年は掛からないとしても、ある程度の期間はかかったでしょうし、

先に述べた『スキャモンの成長、発育曲線』

によれば下顎骨、顎関節は20歳くらいには完成しており、歯列矯正により顎関節症状を引き起こしていたかもしれません。

 

以上長文になりましたが、

「歯列の問題が発生した時点で、各成長ステージに応じた矯正に装置を適用、速やかに解決し、綺麗な歯列に導くことは、その後のお口の健康に大いに寄与する」

と言えます。

 

当院は、

綺麗な歯並びはお子様への最高のプレゼント

をモットーとし、日々の矯正臨床に取り組んでおります。

 

お子様、もしくは成人の方も、何か歯並びに関してお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

開業6周年を迎えました。〜歯科医学の叡智と最新技術を地域の患者様に提供し続けます〜

2023年08月27日

お陰様で当院は、令和5年8月21日をもって開業6周年を迎えました。

平成29年8月に前の先生の御引退に伴い、西宮駅NKビルの診療所を継承する形で始まった『しのはら歯科医院』ですが、数多くの患者様や、先生方、スタッフ、各種業社様のお力添えもあり、ここまで医院を運営して来れました。

この場をお借りして、改めて感謝の意を表したいと思います。

 

当院は開業以来、

歯科医療を通じて社会貢献

を基本理念とし、なるべく最新の技術、知見を、通院して頂いている皆様に提供し、お口の健康、全身の健康に寄与できるように努めて参りました。

 

今まで取り組んできた治療内容としては、

 

⚫︎マイクロスコープ、ラバーダムを用いた精密な根管治療(当院での標準治療)

⚫︎歯牙の移植、再植

⚫︎歯周組織再生療法

⚫︎小児期からの発育を考えた咬合誘導(早期の矯正治療)

⚫︎インプラントと矯正を組み合わせた咬合の再構成治療

⚫︎口腔外科医との連携による高度な骨造成術(インプラント治療の前処置として)

⚫︎CADCAMシステムを用いた最新の補綴治療による迅速な治療(最短1日で被せ物が入る、ワンデートリートメント)

上記の項目が挙げられます。

 

 

 

上記に加え、

今は黎明期的な治療技術であっても、今後発展してくるであろう最新、最善の治療を提供する

ことも「地域の開業医の勤め」と考えるようになりました。

 

この指針を踏まえ、私は昨年より、神戸市中央区のポートアイランドにある

アエラスバイオ社https://aerasbio.co.jp/

を何度か訪問し、同社の展開する事業の一つである、

歯髄細胞バンク』

の提携歯科医院になりました。

 

そして本年より、専門医の先生の指導を受け、歯髄組織の再生に関しての研修を修了し、

歯髄組織再生療法

を実施できる診療体系を整えて参りました。

 

歯髄細胞の冷凍保存(歯髄細胞バンク)及び、歯髄組織の再生

は、今注目されている最新の技術ですが、

 

ご自身の歯髄細胞を培養させて冷凍保存し、それを、

神経が既に無くなった自身の歯の内部に移植することで

虫歯により神経が失われた歯に、再び歯髄を蘇らせます。

それにより、歯の活性が戻り、

噛みしめる感覚(歯触り、食感を感じやすくする)

熱い冷たいといった感覚

を再び感じ取れるようになります。

また特筆すべきは歯髄再生治療に伴い、歯髄のみならず

歯を構成する象牙質の厚みが増すことで、歯の機械的強度が増し

その後の自身の歯の喪失を予防できる

ことです。

 

詳しくはアエラスバイオ社ホームページhttps://aerasbio.co.jp/denta_pulp/

を参照にして下さい。

 

令和4年の歯科疾患実態調査では、80歳で20本の歯が残っている方は全国民の半数以上という結果が出ており、

2000年初頭に掲げられていた『8020運動』から

『生涯28(ニイハチ)』というスローガンに変わりつつあります。

すなわち

『一生自身の歯で食べられる状態を維持し、全身の健康を維持しよう』

という目標です。

歯髄組織再生治療は、その目標達成の一助となり、全身の健康にも寄与しうる画期的な治療法と私は考えます。

 

 

歯髄組織再生治療を受けてみたい、興味があるという方は、

神戸市中央区のポートアイランドにある、歯髄組織再生治療を専門に行なっている、

RD歯科クリニック https://www.rdshikaclinic.com/

でも治療を受けることが可能です。

ご興味あられる方は、どうぞお気軽に当院まで相談下さい。

夏季休暇のお知らせ

2023年08月01日

暑中お見舞い申し上げます。

 

誠に勝手ながら、

8月2日水曜日

8月3日木曜日

8月4日金曜日

の三日間は休診とし、夏季休暇とさせて頂いております。

 

 

症状のある方は医院の電話番号0798−36−4183までご連絡頂ければ、私の個人携帯に転送されるようになっております。

また、通院中の方でLINE登録されておられる方は、LINEを経由してお問い合わせ下さい。

 

 

例年なく暑い日が続いております。

皆様におかれましては、体調など崩されませんよう、どうぞ自愛くださいませ。

 

病院歯科口腔外科への紹介に関して(専門医との連携)

2023年07月21日

当院では開業以来、一般歯科の他に歯科口腔外科を診療科目として標榜しております。

今まで、

埋伏智歯の抜歯(比較的浅い位置にあり、下顎動脈、神経から離れているもの)

歯根嚢胞の摘出(範囲の限られた小規模のもの)

歯根端切除

意図的再植

自家歯牙移植

歯周外科手術

角化歯肉、結合組織の移植

歯周組織再生療法(保険適用;歯周組織再生剤 リグロス®️を用いて)

静脈内鎮静麻酔下による、外科手術(インプラント外科)

などは自院で全て行なってまいりました。

 

ただ、当院に来られる患者様の中で、

一般歯科の範疇では治療の難しいと判断される方に関しては、

歯科口腔外科(高次医療機関)へ速やかにご紹介し、専門医の先生と連携して、治療にあたっております。

 

今まで、以下のようなケース(疾患)を歯科口腔外科へ紹介してきました。

①お口の中に出来ものができた

→良性腫瘍(線維種)、悪性腫瘍(歯肉癌)の疑い

②口が開きづらい、開ける時に音が鳴る

→顎関節症

③歯茎がずっと腫れている、膿が出る

→抜歯後の治癒不全、顎骨内の炎症(薬剤性顎骨壊死)

④親知らずの周りが腫れている

→顎骨内の深い位置に埋伏した智歯周囲の炎症

⑤レントゲン撮影の結果、顎骨内に透過像を認める

→含歯性嚢胞

⑥食事の時に耳の辺りが痛くなる

→耳下腺の唾石症

⑦根管治療がいつまでも治らない、継続的に膿が出続ける

→上顎洞内の嚢胞

⑧金属でかぶれる、以前通っていた歯医者で金属アレルギーではないかと言われた

→歯科金属アレルギー(歯科金属に対するパッチテスト)

⑨重篤な糖尿病、高血圧、出血傾向のある方、歯科治療によりショック症状を過去に起こした経験がある方

→歯科治療に対する高リスク患者、歯科治療恐怖症

⑩上顎骨にインプラント治療を希望される方で、骨が薄く現状ではインプラント治療の難しいと判断される方(かつ同部に動脈が走行している状態)

→骨造成(サイナスリフト)

 

【紹介先医療機関】

❶兵庫県立尼崎総合医療センター 歯科口腔外科

https://agmc.hyogo.jp/department/surgery/oral

❷兵庫医科大学病院 歯科口腔外科

https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/service/department/doms/

❸西宮市立中央病院 歯科口腔外科

https://www.hospital-nishinomiya.jp/department/snr/skg/index.html

❹大阪府堺市 泉北陣内病院 歯科口腔外科

https://koushinkaihp.jp/department/list.php#dentistry

 

上記①〜⑩が当院で紹介させて頂いたケースですが、他にも一般歯科の範疇を越える場合は高次医療機関への受診を推奨しております。

(特に⑧金属アレルギーに関しては、

❸西宮市立病院の歯科口腔外科へ紹介し、皮膚科の先生による歯科金属パッチテストを実施。その結果、歯科金属アレルギー陽性の方には、非金属の材料を選択して治療を行なっております。)

 

虫歯や歯周病以外のお口の周り全般に関してお困り事、質問などありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

以下は、令和5年7月20日に、

兵庫県立尼崎総合医療センター歯科口腔外科

https://agmc.hyogo.jp/department/surgery/oral/conference

の臨床検討会(半年に一度開催)に参加した時の様子です。

 

口腔外科の専門医の先生が、ご自身が治療されたケースに関して発表され、それに対して(総合医療センターと連携している)開業医の先生方が質問し、discussionする形で検討会がすすんでいきます。

テーマとしては、

⚫︎下顎骨エナメル上皮腫摘出後の神経修復術

⚫︎Fanconi 貧血患者に発生した舌癌に関して

⚫︎下顎骨 関節突起の骨折の治療法

⚫︎上顎歯肉に発生した形質細胞白血病

⚫︎骨再生治療(それに使用する各種骨補填材)

⚫︎顎関節のエコーシステム(顎関節疾患の診断と治療の可能性)

⚫︎病診連携の現状、課題について(特に周術期口腔機能管理)

などでした。

普段は遭遇しないような疾患に関して知ることができ、大変勉強になりましたし、口腔外科分野の知識、最新の治療法を知識としてインプット出来ました。

 

 

 

特に私が注目したトピックスとしては、神経の再生治療でした。

下記の生体材料(リナーブ®️)が、2017年より販売され、臨床応用されているとのことでした。

コラーゲン使用吸収性神経再生誘導材

https://med.nipro.co.jp/med_eq_category_detail?id=a1U5F000021Y8PPUA0

外傷や、下顎骨の癌の摘出、親知らずの抜歯などの外科処置時に、不運にも下顎神経を損傷してしまった場合、

従来であれば麻痺が残り、症状の緩解を図るのみでしたが、ご自身の神経と生体材料を縫合することで、神経組織が再生する治療が行われている、とのことでした。(あらゆるケースが可能とは限りません。詳細は歯科口腔外科の先生の判断によります。)

 

 

 

今後もこれらの知識をもとに、日々来られる患者様のあらゆる疾患に対して対処できるよう、日々研鑽、努力してまいります。

保育園歯科検診に行ってまいりました。

2023年05月05日

さる3月16日,30日は、保育園児童の歯科検診の日でした。

開業以来、嘱託歯科医として毎年行なっている検診です。

 

西宮市苦楽園にある、

アイリスプライベートスクール

https://www.iris-child.com/shukugawa.html

の運営する、

『夙川いぶき保育園』『ルミエール』『ミルティーユ』

の3園の児童(0歳〜6歳)を毎年3月に検診させて頂いております。

 

 

歯科健診では、主に以下の点に留意して検診を行っております。

 

①虫歯の有無

②歯肉炎の状態(歯垢の付着状態)

③顎関節

④歯並び、噛み合わせ

⑤口腔内、口腔外の異常所見の有無

 

まず虫歯があれば、これ以上進行しないように早めに歯科医院を受診して虫歯を治す必要があります。(早期発見,早期治療)

歯並びや噛み合わせの異常があれば、早期の矯正治療を行い、綺麗な歯並びに誘導する必要があります。(早期の咬合誘導)

健診の結果は『歯科検診結果のお知らせ』ということで園を通じて保護者様に通知し、早期の受診を促しております。

 

健診していつも感じることは、

虫歯が非常に少ない

ということです。

日々診療をしていても、私が大学を卒業した2001年ごろと現在を比べると、成人,児童共に虫歯が減少傾向にあるのではないかと感じます。

 

私の感じている感覚が実際どうなのか、公的なデータと照らし合わせて、疫学的な考察を行いたいと思います。

 

厚生労働省により6年に一度行われる、

歯科疾患実態調査

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf

という調査があります。

全国の各地区から抽出された、満一歳以上の世帯員を対象とし、

歯や口の状態、歯を磨く頻度、歯や口の清掃状態、フッ化物応用の経験の有無、顎関節の異常、歯の状況、補綴(被せ物、詰め物)の状況、歯肉の状況、歯列、咬合の状況

などについて調査を行うものです。

この調査の結果によると、虫歯の発生割合は下図のように減少傾向にあります。

 

 

厚生労働省:歯科疾患実態調査より引用

2016年のデータで、全国平均で5歳時点でのう蝕の発生割合は39.0%ですが、2023年の現在であればもう少し下がって、30%くらいではないかと予想されます。(あくまで私見です。)

そして、毎年歯科健診に行っている、アイリスプラベートスクールの2017年(H29年)の4歳児の検診結果を示しますと、

19人中1人ですから、発症率は5.26%です。

先に述べた、虫歯の発症率の全国平均はH28年で39%であることを考えますと、(4歳児5歳児の違いがありますが)

西宮市(苦楽園地区)の虫歯発症率は全国平均の1/7と極めて低い事がわかります。

 

また、下図は全国の一人当たりの虫歯数です。

(上記の発症率の全国データが無かった為、発生本数のデータとしています。データが古い為正確な比較にはなりませんが、参考まで)

首都圏、東海地区、関西地区、広島県は全国平均よりも低い傾向にありますが、

西宮市は文教住宅都市宣言をしていることから口腔衛生意識も高く、保護者様の虫歯の予防意識も高いと考えられます。

従って、全国平均の7分の1(う蝕の発生率5%)という、素晴らしい結果が出ているものと考えられます。大変喜ばしいことと思います。

 

そして、そもそも、『どうすれば虫歯にならないか?』ということですが、

虫歯予防の基本的な考え方は、昔から以下の三つのことが考えられてきました。

①プラークの除去;歯磨きを行い、砂糖を歯の表面に残さない

②砂糖の摂取を控える(シュガーコントロール)

③フッ素を歯面に塗布する(フッ素の摂取状況)

 

以下に各論を述べます。

 

 

歯磨きを食後すぐに行うこと(歯垢;プラークを除去してミュータンス菌をお口の中から除去する)

約65年前、昭和の時代から言われている、3ー3ー3運動が1番の予防法と思います。すなわち、

『1日3回、食後3分以内、3分以上磨きましょう』という考えです。

食後30分程度、少し間を開けて歯磨きをした方が良い、という3305運動等の考えもありますがとにかく砂糖を歯の表面に付着した状態にしないことが重要です。

歯磨きの際に上記のような歯垢染色液を使えば、下記のようにどこが磨けていないかわかります。

 

特に虫歯の好発部位である、

①歯と歯の間

②歯と歯ぐきの境目

③奥歯の噛み合う面(裂溝;歯のみぞ)

に食べかす(プラーク)を残さないことが重要です。

 

また、仕事柄(例えば長距離運転のお仕事をしている方)歯を磨く時間がないという方は、キシリトールガムなどを食後にとり、ミュータンス菌の活動を抑えることが望ましいと考えられます。

詳しくは以下のホームページ等を参考にして下さい。https://www.lotte.co.jp/products/brand/xylitol/about/

 

 

砂糖の摂取を控える、お口の中を酸性にしない

人間やはり嗜好品というものも必要ですから「一生おやつを全く食べない!」わけにはいかないと思います。

ただし、虫歯予防のためには、

時間を決めて食べること

ダラダラ食いはしないこと

酸性度の強い飲料;特に炭酸飲料などを断続的に飲まないこと

が重要です。

以下は 食事(おやつ)の回数とお口の中のphの変化を表したグラフ(ステファンカーブ)です。

人間の唾液は、1日あたり1.5l分泌されており、お口の中を中性に保つ作用(緩衝作用)があります。

朝昼晩、規則正しい食生活をし、食後すぐ歯磨きする方のお口の中は、唾液の働きによって中性に保たれるため、エナメル質の臨界phである5.5を下回ることはなく、歯は脱灰されません。

逆に時間を決めずに不規則に間食したり、酸性度の高い飲み物、砂糖を多く含有する飲料を飲んだりしている方のお口の中は常に酸性に傾き、歯が脱灰され続け、ついには脱灰が起きます。(初期の虫歯の発生)

自分自身が1日の中で『砂糖』をいつ、どれくらいの間隔で摂取しているのか、一度考えてみるのも予防の一つと思います。

 

上記はよく販売されている飲料にどれくらいの砂糖が入っているかを示しています。

上記は歯が溶けやすい食べ物、飲み物です。

砂糖の量も気をつけなければいけませんが、それ以上に酸性の度合い(ph)についても考えましょう。

 

 

 

 

③フッ素を歯に塗布する

フッ素は歯に取り込まれて歯表面のハイドロキシアパタイト構造をフルオロアパタイト構造に変え、歯の質を強くする作用があります。

また、

歯自体を酸に対して強くすること以外にも、

酸によって溶けた歯を再石灰化する作用

虫歯菌が酸を作ることを抑制する作用

があります。

 

歯の一番外側は、エナメル質という組織で出来ています。

エナメル質はハイドロキシアパタイトという結晶構造の集合体ですが、ミュータンス菌の出す酸、や酸性度の強い飲物に溶けやすい性質があります。

 

以下はハイドロキシアパタイトの化学構造式です。

Ca10(PO4)OH2

フッ素イオン(Fー)が

ハイドロキシアパタイト;Ca10(PO4)OH2に取り込まれ、

フルオロアパタイト;Ca10(PO4)FxOH2-xに変化し、

耐酸性が向上します。

結果、ミュータンス菌の産生する酸に対して強くなり、歯が溶けることを抑制します。

最近はスーパーやドラッグストアなどで各メーカーから様々なフッ素入り歯磨剤が販売されています。

子どもさんだけでなく、大人の方も、フッ素入歯磨き粉を購入して、毎日使うと良いでしょう。

 

以上、昨今のう蝕の発生状況及び虫歯の予防法に関して、私の思うことを述べさせて頂きました。

こういった知識を患者の皆様に発信、啓蒙することで、微力ながらも地域の虫歯予防の一助となればと思います。

 

 

最後に、結語として、

 

健康で綺麗な歯並びはお子様への最高のプレゼントです

小児期の健康な歯と歯並びは、そのまま大人になっても維持されることが多いです。逆に小児期のう蝕、歯列不正を放置すれば、成人になっても歯科疾患で困る事が多いと考えられます。

事実、80歳で20本の歯が残っている方の中に、歯列不正(特に開咬、反対咬合)は極めて少ない、というデータがあります。

これは逆に考えれば、

「小児期の歯列不正のない健康な歯並びが,その後の歯の保存に大いに影響している」と言えると思います。

お子様も、また保護者様もぜひ一度お口の健康、歯の健康に関して考えて頂き、

虫歯予防の意識

早期発見、早期治療の意識

を持って頂ければ,と思います。

オンライン資格確認等システムを導入しました。

2023年03月27日

当院ではこの度2023年3月24日より、オンライン資格確認システムを

開始しました。

現在、政府主導で様々な分野でDX;デジタルトランスフォーメーションが推進されており、医療分野においても、

「保険証とマイナンバーカードの一体化」

「令和6年秋の保険証の廃止」

が推し進められています。

その一環として医療機関におけるマイナンバーカードによる資格の確認;「オンライン資格確認」が4月1日より原則義務化されます。

オンライン資格確認とは、

主に『マイナンバーカード』によって、オンラインで保険資格情報を確認できることをいいます。

今までは、保険証を患者様から預かり情報を入力していましたが、

「入力間違い」や「資格喪失後に受診してしまう」などの難点がありました。
また、高額療養費の場合は保険者に限度額適用認定証の発行を求めなくてはなりませんでした。

こういった背景から、導入されたのが「オンライン資格確認」です。

今後は受付に設置した顔認証付きカードリーダーに患者さん自身にマイナンバーカードを置いて頂くことで、最新の保険資格情報を自動で医院のシステムに登録することができます。

 

オンライン資格確認の受付での流れは、以下の通りです。

①患者さんに顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置いてもらう
②本人確認方法の選択
③カードリーダー搭載カメラによる自動顔認証or暗証番号入力orスタッフによる目視確認
④特定健診情報・薬剤情報の提供に同意するかを選択(患者さんの操作はここで終了)
⑤受付のPCに、患者氏名・住所・最新の有効な資格情報が自動で取り込まれる
⑥支払基金・国保中央会のオンライン資格確認等システムと常時接続しているため、患者が情報提供に同意した場合は、歯科医師等が特定健診情報・薬剤情報を閲覧できる

 

上記が、オンライン資格確認の流れ,概要です。

 

今後、初診料、再診料に加えて

医療情報・システム基盤整備体制充実加算

の名目で、患者の皆様には少額のご負担を頂戴することになりますが

 

⚫︎薬剤情報により、 重複投薬を適切 に避けられるほか、 投薬内容から患 者の病態を把握 できる。
⚫︎特定健診結果他の医療機関での投薬内容や、特定健診の情報を診療上の判断や薬剤の選択に活かすことが出来る。

などの利点があります。

これらの利点を活かして皆様により良い医療を提供していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

新年明けましておめでとうございます

2023年01月04日

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

旧年中に通院して頂きました患者様方には、

複雑な治療方針及び長期にわたる治療にも関わらず,治療にご協力頂き、感謝申し上げます。

今後も長い治療期間を提示することもありますが、

その場しのぎの治療ではなく、10年20年後のお口の健康を考え、さらには全身の健康にも寄与できる包括的な治療、最新最善の治療を行う

という方針で行っておりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

また、ご指導頂きました口腔外科、矯正歯科等の各専門医の先生、医科の先生方、歯科メーカー様、各種業者様、行政の皆様にも一方ならぬご高配を賜りましたこと、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。

 

 

さて、昨年はサッカーワールドカップが中東カタールで行われました。

各国の魂の入ったプレー、熱戦に毎度興奮いたしました。

日本も最後はクロアチアにPK戦で破れたものの、各選手の最後まで諦めない姿勢や監督の戦略には目を見張るものがあり、胸を打つ感動がありました。

特に監督が雑誌のインタビューの中で以下のように語っていた姿が印象的でした。

 

先日、ある日本人監督の方がこんなことを話していました。「日本代表監督になるのが目標だったけど、自分には無理だな」と。「あれだけ批判され、重圧が掛かって、一筋縄ではいかない選手たちを束ねたうえで、あの舞台で結果を引き寄せるなんて、自分にはできそうもない」と。

(中略)

でも批判も含めて、それだけサッカーに目を向けてもらえているということなので嬉しいですし、ファン層が広がればいいなと思っていて。もちろん、肯定的な意見を言ってもらいたいですけど(笑)、そこは見る人のサッカー観や価値観なので自由かなと。

ネット上には批判がたくさんあるかもしれませんが、それがすべてじゃない。肯定的な意見って、あまり出てこないですから。だから、まずは自分の周りのスタッフを信じ、日本サッカーのために一緒に戦ってくれる人たちの輪を信じていく。そこに目を向ければ、仲間がたくさんいるので批判は気になりませんでしたね。批判が気になる人は大変なんだろうな、と思いますけど、私はストレスを感じることなく仕事をさせてもらいました。代表監督は「クレイジージョブ」と言われますけど、私にとってはクレイジーではなく、幸せな仕事ですね。

職種も事業規模も、そこで回っている人数も経済も規模が違いますが、我々歯科医も真剣勝負、という点では同じかなと思います。

真剣に取り組み、複雑な治療(患者のためになる治療)に取り組めば取り組むほど、批判も出てくるのも自分としては覚悟をしております。

ではなぜそこまでして治療を行うのか?

それは、いささか大それた言い方になりますが、

『医療を通じて社会貢献するため』

『歯科治療の素晴らしさを一人でも多く知って欲しい』

『歯科治療を通じて仲間(歯科治療の理解者)が増え、皆さんがお口の健康のみならず、全身の健康にも目を向けるようになって欲しい』

からです。

上記の監督の対談の中で述べられている、

ストレスを感じず、幸せな仕事と思っています

という境地にはまだまだ到達できませんが、

自分自身の技量を高め、知見を広げるよう努力を継続し、

患者さんがご自身のお口の中、ご自身の健康に目を向けて、幸せを感じて頂きたい、

そう願います。

 

 

お正月は西宮神社にお参りしてきました。

この一年、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

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年末年始の休診に関しまして

2022年12月26日

本年も残すところあと数日となりました。

来年もまた当院スタッフ一同、皆様に御満足いただける診療を行なっていく所存です。

なお、勝手ながら下記の日程で休診とさせて頂きます。

 

2022年12月29日(木)午後〜2023年1月4日(木)

 

何らかの症状ある方は、医院0798ー36ー4183まで(もしくはLINEにて)ご連絡頂ければ,携帯に繋がりますので、緊急時はご連絡下さい。