2月4日日曜日は、診療をお休みさせていただき、インプラントセミナーに参加して参りました。
株式会社メガジェンジャパンセミナールームに置いて、
「即時荷重、早期荷重の臨床」をテーマに
東京都開業 林揚春先生
大阪市開業 中山隆司先生
による講義、実習が執り行われました。
●Simple /術式、治療計画がシンプルであること
●Small /低侵襲であること
●Short /治療期間が短いこと
●Safety /安全であること
講義では上記の「4S」のコンセプトがインプラント治療において大切であり、患者さん目線で、最新の医療技術、材料を駆使して早く噛めて美しいインプラントを提供することが歯科医療の使命である、と述べられておられました。
具体的な内容として、
①前歯部審美領域 におけるインプラント治療
ルートメンブレンテクニックを用いることで抜歯後の骨の吸収を防ぐことができ、美しいインプラント治療を行える
②上顎の臼歯部におけるインプラント治療
従来ならばソケットリフト、サイナスリフトといった骨造成が必要とされた場合でも、ショートインプラントを用いることで回避でき、患者さんにとって侵襲が少ない治療を提供できる
③抜歯即時インプラントの利点
抜歯と同時にインプラント埋入を行うことで骨の吸収を防ぐことが出来る。また手術が一回で済むため、患者さんへの負担が少なく、治療期間も短くて済む。埋入時のトルク、ISQ値 (骨との接触率を数値化したもの)を計測し、明確な根拠のもとで即時荷重を行える(早く噛むことができる)
上記の内容の他にも侵襲の少ない骨造成術(bone core technique、ridge expansion)、術後の評価 等最新のコンセプトを知ることができ、非常に勉強になりました。
また、模型を用いた実習では、より実践的なトレーニングを講師の先生方よりマンツーマンで教えて頂き、自身の臨床技術の向上に繋がったと思います。
非常にレベルの高いセミナーではありましたが、自身の日常の診療に応用できる部分も多く大変有意義な時間でした。
「最新の知識、技術を習得し、患者の皆様に還元し、地域医療に貢献する」
この姿勢を常に忘れず日々の診療に当たりたい、そう考えます。