2021年9月1日から、入れ歯の内面に磁性アタッチメントを装着する(マグネット式入れ歯)ことが、保険診療において使用可能となりました。
磁性アタッチメント(マグネット式入れ歯)とは、下図のような構造の入れ歯です。
入れ歯の内面に磁性アタッチメントを、
ご自分の歯にアタッチメントを装着し、磁石の吸着力により入れ歯を保持するしくみです。
これにより、上の入れ歯が落ちたり、下の入れ歯が浮き上がるといったことがなくなり、よし安定した入れ歯が可能となります。
また、従来は隣の歯に金属製のバネをかけて入れ歯を維持していましたが、それがなくなり、
ご自分の歯に負担がかからない
金属が見えない為、審美的になる
と言ったメリットがあります。
当院でも保険診療での治療を開始しましたので、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
注意)人間ドック等でMRI検査(磁力の発生により体内の軟組織を観察する検査)を受ける際は、入れ歯を外して受診してください。入れ歯に磁石がついている為、MRI検査時の画像に悪影響を及ぼします。また、万が一装着したままMRI検査を受けられますと、磁力の吸着力の低下を招きます。