皆様ご承知のとうり本日4月8日、兵庫県を含む7都府県に緊急事態宣言が発出され、各業種に対して自粛要請が出ております。
厚生労働省からも歯科医院においては不要不急の治療を控えるようにとの通達も出ております。
通達に関しては以下のとうりです。
1 標準予防策の徹底について 歯科医療に関連する一般歯科診療時の院内感染の予防策については、「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針(第2版)」を厚生労働省ホームページにお いて公表していることから、参考にすること。
2 歯科診療実施上の留意点について 新型コロナウイルスについては、飛沫感染が主体と考えられており、標準予防策に加え、接触感染予防策、飛沫感染予防策が必要である。歯科診療においては、 唾液等の体液に触れる機会が多いことや歯の切削等によりそれらが飛散するこ とがあるなどの特性に鑑み、感染拡大防止のため、以下の点に特に留意すること。(1)歯科診療の実施前に、患者の状態について、発熱や咳などの呼吸器症状の有無や海外渡航歴等について確認すること。新型コロナウイルス感染症の疑 いがある場合については、速やかに「帰国者・接触者相談センター」にご相 談いただくよう、患者に伝えること。
(2)診療室の定期的な換気を実施するとともに、診療の内容に応じて、感染リスクを減らすための対策を適切に行うこと。なお、歯科医師の判断により、 応急処置に留めることや、緊急性がないと考えられる治療については延期す ることなども考慮すること。
(3)歯科診療を行う上での留意点については、関連学会から考え方が示されて いるので参考にすること。
これを受け、当院では標準的な予防策(スタンダートプリコーション)をおこなうことはもちろんですが、
手指消毒の徹底
診察券、硬貨の消毒、殺菌(紫外線照射機器を用いて)
患者様と患者様が重ならないよう、余裕を持ったアポイント設定とする
スタッフの毎日の体温測定の結果の報告
スタッフの時差出勤
スタッフに出勤時、ラッシュ時の通勤電車を利用しない
などを徹底して行ってまいります。
また、緊急事態宣言が明けるまでの、診療体制に関して以下のように定めました。
❶治療を延期する方
○すでにアポイントが入っておられる定期検診(メンテナンス)の患者様を5月7日以降に延期していただく
(ただし、重度歯周病の方で歯科医院において歯石を取ることが望ましい方はそのままお越し頂けます。)
○審美目的の治療(延期しても食生活に支障の出ない方)
❷現在通院中の方で、治療を継続して行う必要性のある方
○根管治療の途中であり、中断することにより感染が進んでしまうことが予想される方
○歯に土台がないために、仮歯などが不安定な状態の方
○抜歯などに外科処置を行い、経過を診なければいけない方
○矯正治療中で、ワイヤーが刺さって痛みが出ている方
○矯正装置を定期的に調整する必要がある方
❸初診の方(基本的に緊急を要する治療の限らせていただきます)
○痛み、腫れがある、奥歯の被せ物が外れた、入れ歯が壊れたなどで食生活が出来ない方
○前歯の差し歯が外れた、など見た目を著しく損ない、仕事を行う(社会生活を送る)場合に不都合がある方
概ね、上記のように分類、定義しますが、詳細について知りたい方は当院までご連絡ください。
コロナウィルスによる自粛要請が続き、患者の皆様におかれましては、公私ともども甚大なる影響が出ており、心労が絶えないものと推察いたしますが、今一度心を落ち着けて、まずはご自身の予防をしっかり行いましょう。
また院内の環境整備の一環として、次亜塩素酸を院内の水に入れ、除菌を図るシステムの導入を予定しております。
「明けない夜はない」
という言葉があります。
いつか来る夜明け(感染拡大の収束、COVID-19 に対するワクチンの開発、接種できる環境の整備、地域医療における治療環境の整備)を信じ、前を見て頑張っていきましょう。