遅ればせながらのご報告になりますが、お陰様で当院は2022年8月21日をもって5周年を迎えました。
(諸事情がありホームページの更新が遅れ,申し訳ございません。)
縁あって、前任の先生より2017年の8月に現在の医院を継承させて頂き、
『地域の皆様に歯科医療を通して貢献する』
『高次医療機関や専門医と連携し、より高度な医療を地域の皆様へ』
『最新の技術を提供する』
その一心で診療をおこなって参りましたが、この五年間で数多くの患者様にお越し頂きました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
これもひとえに、これまで通院していただいた患者様はもちろんのこと歯科材料業者、歯科メーカー様、その他各社様、そして当院のスタッフの献身的なサポートあってのことと思います。
改めて厚く御礼申し上げる次第でございます。
さて、当院では去年から口腔内スキャナーを導入し、
『歯科医療のデジタルトランスフォーメーション』
『接触機会の減少による感染拡大の防止』
を目標に、院内のデジタル化に取り組んでまいりました。
さらに、今年の3月からは
歯科用CADCAMソフト、ミリングマシン、3Dプリンター等の新規技術の導入により、
技工物の内製化が可能となり、より短期間で被せ物をご提供出来る様になりました。
以下は当院内で作製した、ジルコニアセラミックスによるブリッジの治療例です。
①お口の中で取得したデータをCADCAMソフト上で設計、それをミリングマシンで削り出します。
このディスクはマルチレイヤードジルコニアと言い、工場から出荷された時点で、5層の色分けがされています。
透明性を維持しながら強度もある、先進的な材料と言えます。
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②そのままでは機械的な色合い(ただ白いだけとなってしまう)になりますので、焼成する前にカラーリングします。
(陶器や瀬戸物を焼く前に釉薬を塗る理屈と同じです)
③ポーセレンファーネスと呼ばれる炉を使って、9時間かけてジルコニアを焼結します。
④焼結前と焼結後の比較です。
歯の根もとは色調が濃く、上方に行くほど透明感が出ています。
⑤お口の中に装着した状態です。色合いが自然で審美性があると言えます。
当院では上記のように可能な限り先進技術を導入し、患者様に提供していく所存です。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
⚫︎下記は本年9月24日、25日に参加しました、日本口腔インプラント学会の様子です。
新型コロナウイルスによる行動制限もなくなり、講演もリアル開催、3年ぶりの企業展示ブースも行われ、様々な医療機器を直に見ることができました。
これからも最新の技術、学術情報の取得に努め、患者の皆様にご提供していきたいと思います。