新年明けましておめでとうございます。

2022年1月9日 日曜日

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

旧年中、お世話になりました各方面の業者様には改めて御礼申し上げます。また、当院に通院して頂いている患者様には(長い治療期間にも関わらず)治療方針に対してご理解頂き、感謝しかありません。

 

さて、本年も医院の基本方針である、

歯科医療を通じて地域社会に貢献

の理念の下、さらなる治療技術及び学術の向上、患者様へのサービス向上を図りたいと考えております。

 

昨年は口腔内スキャナーを導入し、歯科技工所と連携してデジタル印象(スキャナーを用いた型取り)システムを院内に構築しました。

今年はさらにそこから進み、院内で被せ物や入れ歯などの技工物を製作するシステム(ミリングマシンを用いたCADクラウンの削り出し、3Dプリンターによる仮歯、入れ歯の造形)を院内に構築する予定です。

デジタルトランスフォーメーションのコンセプトの下、被せ物や入れ歯などの技工物をより早く、正確に患者様に提供できるように努めて参ります。

 

 

話は変わりますが、昨年一年を通じて放映されていた、

大河ドラマ『晴天を衝け』

を私は毎週楽しみに視聴しておりました。

近代日本の商工業の礎を築いた渋沢栄一の考え方、行動力は素晴らしく、自分一人の為ではなく社会全体のために働く姿は、胸を打つものがありました。

その中で、主人公である渋沢栄一や、他の登場人物である徳川慶喜等が話す言葉に幾度となく共感、共鳴いたしました。

作中、徳川慶喜の弟、徳川昭武をリーダーとした使節団をパリへ向けて送り出す際に、以下の「徳川家康の遺訓」が徳川慶喜と渋沢栄一のやり取りを通じて語られます。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。

おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

この意味は、おおよそ次のようなものです。

人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。
足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。

この言葉がものすごく心に残りました。

今の自分の考え方(経営方針、治療方針)が、少し自分本意になっていないか、周りの環境のせいにしてしまっていないか、今一度見直し、医院の運営、患者様への接し方、治療方針をより丁寧に我慢強く考えていこう、そう思いました。

 

『毎日の診療、行動が本当に患者様のためになっているか』を自問自答し、地域医療に貢献することを誓い、新年のご挨拶に替えさせて頂きます。

 

 

 

 

以下は、元日に四国香川県琴平町の、金比羅神社に初詣をした時の写真です。

象頭山の中腹421メートルにある厳魂神社(奥社)まで片道30分かけて登り、お参りをしてきました。

奥社までの道のりは遠く、ちょっとした登山の様相を呈しておりました。奥社までついた時、なんとも言えない清々しい気持ちになりました。そのあと、お参りをし、下山しました。

本年も皆様にとって良いお年でありますように、心よりお祈り申し上げます。

旭社

 讃岐富士(飯野山)奥社;厳魂神社(標高421メートル)