新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
旧年中に通院して頂きました患者様方には、
複雑な治療方針及び長期にわたる治療にも関わらず,治療にご協力頂き、感謝申し上げます。
今後も長い治療期間を提示することもありますが、
その場しのぎの治療ではなく、10年20年後のお口の健康を考え、さらには全身の健康にも寄与できる包括的な治療、最新最善の治療を行う
という方針で行っておりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、ご指導頂きました口腔外科、矯正歯科等の各専門医の先生、医科の先生方、歯科メーカー様、各種業者様、行政の皆様にも一方ならぬご高配を賜りましたこと、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。
さて、昨年はサッカーワールドカップが中東カタールで行われました。
各国の魂の入ったプレー、熱戦に毎度興奮いたしました。
日本も最後はクロアチアにPK戦で破れたものの、各選手の最後まで諦めない姿勢や監督の戦略には目を見張るものがあり、胸を打つ感動がありました。
特に監督が雑誌のインタビューの中で以下のように語っていた姿が印象的でした。
先日、ある日本人監督の方がこんなことを話していました。「日本代表監督になるのが目標だったけど、自分には無理だな」と。「あれだけ批判され、重圧が掛かって、一筋縄ではいかない選手たちを束ねたうえで、あの舞台で結果を引き寄せるなんて、自分にはできそうもない」と。
(中略)
でも批判も含めて、それだけサッカーに目を向けてもらえているということなので嬉しいですし、ファン層が広がればいいなと思っていて。もちろん、肯定的な意見を言ってもらいたいですけど(笑)、そこは見る人のサッカー観や価値観なので自由かなと。
ネット上には批判がたくさんあるかもしれませんが、それがすべてじゃない。肯定的な意見って、あまり出てこないですから。だから、まずは自分の周りのスタッフを信じ、日本サッカーのために一緒に戦ってくれる人たちの輪を信じていく。そこに目を向ければ、仲間がたくさんいるので批判は気になりませんでしたね。批判が気になる人は大変なんだろうな、と思いますけど、私はストレスを感じることなく仕事をさせてもらいました。代表監督は「クレイジージョブ」と言われますけど、私にとってはクレイジーではなく、幸せな仕事ですね。
職種も事業規模も、そこで回っている人数も経済も規模が違いますが、我々歯科医も真剣勝負、という点では同じかなと思います。
真剣に取り組み、複雑な治療(患者のためになる治療)に取り組めば取り組むほど、批判も出てくるのも自分としては覚悟をしております。
ではなぜそこまでして治療を行うのか?
それは、いささか大それた言い方になりますが、
『医療を通じて社会貢献するため』
『歯科治療の素晴らしさを一人でも多く知って欲しい』
『歯科治療を通じて仲間(歯科治療の理解者)が増え、皆さんがお口の健康のみならず、全身の健康にも目を向けるようになって欲しい』
からです。
上記の監督の対談の中で述べられている、
『ストレスを感じず、幸せな仕事と思っています』
という境地にはまだまだ到達できませんが、
自分自身の技量を高め、知見を広げるよう努力を継続し、
患者さんがご自身のお口の中、ご自身の健康に目を向けて、幸せを感じて頂きたい、
そう願います。
お正月は西宮神社にお参りしてきました。
この一年、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。