お陰様で当院は、令和5年8月21日をもって開業6周年を迎えました。
平成29年8月に前の先生の御引退に伴い、西宮駅NKビルの診療所を継承する形で始まった『しのはら歯科医院』ですが、数多くの患者様や、先生方、スタッフ、各種業社様のお力添えもあり、ここまで医院を運営して来れました。
この場をお借りして、改めて感謝の意を表したいと思います。
当院は開業以来、
「歯科医療を通じて社会貢献」
を基本理念とし、なるべく最新の技術、知見を、通院して頂いている皆様に提供し、お口の健康、全身の健康に寄与できるように努めて参りました。
今まで取り組んできた治療内容としては、
⚫︎マイクロスコープ、ラバーダムを用いた精密な根管治療(当院での標準治療)
⚫︎歯牙の移植、再植
⚫︎歯周組織再生療法
⚫︎小児期からの発育を考えた咬合誘導(早期の矯正治療)
⚫︎インプラントと矯正を組み合わせた咬合の再構成治療
⚫︎口腔外科医との連携による高度な骨造成術(インプラント治療の前処置として)
⚫︎CADCAMシステムを用いた最新の補綴治療による迅速な治療(最短1日で被せ物が入る、ワンデートリートメント)
上記の項目が挙げられます。
上記に加え、
今は黎明期的な治療技術であっても、今後発展してくるであろう最新、最善の治療を提供する
ことも「地域の開業医の勤め」と考えるようになりました。
この指針を踏まえ、私は昨年より、神戸市中央区のポートアイランドにある
アエラスバイオ社https://aerasbio.co.jp/
を何度か訪問し、同社の展開する事業の一つである、
『歯髄細胞バンク』
の提携歯科医院になりました。
そして本年より、専門医の先生の指導を受け、歯髄組織の再生に関しての研修を修了し、
歯髄組織再生療法
を実施できる診療体系を整えて参りました。
歯髄細胞の冷凍保存(歯髄細胞バンク)及び、歯髄組織の再生
は、今注目されている最新の技術ですが、
ご自身の歯髄細胞を培養させて冷凍保存し、それを、
神経が既に無くなった自身の歯の内部に移植することで
虫歯により神経が失われた歯に、再び歯髄を蘇らせます。
それにより、歯の活性が戻り、
噛みしめる感覚(歯触り、食感を感じやすくする)
熱い冷たいといった感覚
を再び感じ取れるようになります。
また特筆すべきは歯髄再生治療に伴い、歯髄のみならず
歯を構成する象牙質の厚みが増すことで、歯の機械的強度が増し、
その後の自身の歯の喪失を予防できる
ことです。
詳しくはアエラスバイオ社ホームページhttps://aerasbio.co.jp/denta_pulp/
を参照にして下さい。
令和4年の歯科疾患実態調査では、80歳で20本の歯が残っている方は全国民の半数以上という結果が出ており、
2000年初頭に掲げられていた『8020運動』から
『生涯28(ニイハチ)』というスローガンに変わりつつあります。
すなわち
『一生自身の歯で食べられる状態を維持し、全身の健康を維持しよう』
という目標です。
歯髄組織再生治療は、その目標達成の一助となり、全身の健康にも寄与しうる画期的な治療法と私は考えます。
歯髄組織再生治療を受けてみたい、興味があるという方は、
神戸市中央区のポートアイランドにある、歯髄組織再生治療を専門に行なっている、
RD歯科クリニック https://www.rdshikaclinic.com/
でも治療を受けることが可能です。
ご興味あられる方は、どうぞお気軽に当院まで相談下さい。