7月12日土曜日は、診療をお休みさせて頂きまして、
私の所属する団体、
ジャシド(JACID;日本口腔インプラント学会指定研修施設)の研修会
のお手伝いに行って参りました。
JACIDは、Japan association of clinical implant dentistryの略で、日本口腔インプラント学会の認定した研修施設です。
本研修は、例年4月から10月まで7か月にわたって行われ、
インプラント治療に関する基本的なことから高度で専門的な内容まで、講義や実習、手術見学を通じて学べるようにプログラムされています。
「インプラント治療」といってもその内容は多岐に渡り、
解剖学、材料学、全身管理、麻酔、補綴(被せ物)、技工、事前のシミュレーション(CADCAM)、インプラント外科学、矯正歯科、インプラント周囲炎などのトラブル時の対応方法、法律、症例発表の仕方など、
非常に多くのことを学びます。
また、年末には特別講演会と称して、各分野の最先端の研究者、海外の歯科臨床医の講演を聞くことが出来、自分自身の知識、知見の向上に大いに役立っております。
7月12日(土)は、
JACID施設長 堀内克啓先生よりインプラント外科の基礎に関して、
講義で詳細に解説いただき、午後からはGBRの実習を豚顎骨を用いて行いました。
10:00~13:30
Graftlessのインプラント埋入を想定した基礎知識と手技
14:30~18:00
骨造成の基本知識と豚顎骨を使用した実習 (減張切開・剥離・縫合・GBR)


歯科医は生涯勉強が必要な職業です。
患者様に治療を行う以上は、常に最新の技術、知見が必要ですし、今まで習った基本技術も、研修会に参加する先生方と共にもう一度学び直す、という姿勢で臨んでおります。
『常に知識と技術の研鑽を行い、日々臨床に取り組み、患者の皆様に還元しよう』
そう決意を新たにした1日でした。
来月、8月30日と31日は静岡県浜松市で研修、手術見学となっております。
再び休診とさせて頂き、患者の皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほどお願い致します。