矯正歯科
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歯列不正を予防しましょう!
~矯正治療を始められるお子様、保護者様へ~
矯正治療とは
「歯並びや噛み合せが悪いこと」を不正咬合といいます。
不正咬合があると口もとの形が良くないばかりでなく、顎の本来の働きが妨げられたり、 歯磨きが充分できなくなり、虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏の原因になります。 また顎の成長がアンバランスになることがあります。
歯科矯正治療は、この不正咬合を治すことで虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏になるのを防ぎ、 発音を明瞭にすると共に食物をよく噛めるようにして、健康を一段と増進させようとする治療なのです。
不正咬合とは
歯並びが良くないこと、 顎の大きさや位置が良くない状態のことを言います。 原因は大きく分けて2つあります。
その1つは遺伝によるもので、お子様が両親に似た歯並びや、噛み合わせになるのはこのためです。もう1つは成育環境、例えば骨の発育障害や指しゃぶりなどの癖によるものです。また虫歯も治療せずに放置すると歯並びを悪くする原因になります。
不正咬合の種類
大きく分けて、以下の8つがあります。
いわゆる歯並びの悪い状態、
乱ぐい歯とも言います
いわゆる出っ歯
下顎後退症とも言います
指吸い、下唇を噛むくせに
よることが原因です
いわゆる受け口、歯に問題があるもの、骨格に問題があるものの二種類があります
右と左で噛み合せが
ずれているもの
前歯が噛み合っていないもの
噛み合わせが深すぎる状態
いわゆるすきっ歯
歯の間が空いているもの
骨格に問題があり手術の
必要とされるもの
大学病院等への紹介が
必要となります
治療の時期及び期間
治療時期は通常乳歯が抜けて永久歯に生え変わるときが良いのですが、ある時には乳歯の時期に治したほうが良いこともあり、大人になってからでも治すことができる場合もあります。
通院の期間については、初診時の状態によって差はありますが、月に2~3回で治療期間は6ヶ月位で治ることもあり、2~3年かかることもあります。また治療後、大人になるまで経過観察が必要なこともあります。
治療方法について
矯正装置
装置の種類は非常にたくさんあります。 口の中に入れる装置と口の外(頭や顎)につけ装置、 取り外しができる装置とできない装置、 夜だけはめる装置、1日中はめる装置などです。どの装置を使うかは、患者さんの歯列不正の種類、程度によります。
抜歯
歯と顎の大きさがあってない場合(歯が大きいあるいは顎が小さい)や、前歯を内側に入れるための隙間が足りない場合など、乳歯や永久歯の抜去が必要なことがあります。
治療後の観察(保定)
動かした歯は元の位置に戻ろうとする傾向があったり、 まだ身長が伸びている間は顎も成長して歯並びが変化する可能性があります。そのため、 歯を動かす装置をはずしたあとも定期的に検診されることが必要です。
矯正治療で治せない場合について
上下の顎の位置が骨格的に大きくずれている場合 (顎変形症といいます) は、矯正治療だけでは治すことが難しいと考えられます。その場合は大学病院などの施設の整った病院において顎の骨の手術が必要となります。
治療開始にあたって
矯正治療では治療前に患者様及びご家族の方々についていろいろと調査し、歯の型をとったり、顔の写真やレントゲン写真を撮り、詳細に審査した後、診断及び治療計画を立て、治療を始めます。
矯正治療は抜歯や虫歯の治療とは違い、期間が長くかかり、その期間中は月に3~4回通ってくださらないと、効率よく治療することは難しいです。途中で中断することなく一緒に頑張っていきましょう。
治療費について
治療の費用は初回は50,000円いただきます。 その後は月10,000~30,000円ずつの分割払い可です。 治療終了までにお支払いいただければ結構です。(但し、マルチブラケット装置セット時には片側につき100,000円お支払いしていただきます)
小児矯正(咬合誘導、歯列育形成)
a)乳歯列期(プレ矯正・pre-ortho)
矯正用トレーナー(T4i-3,T4K,T4A) | 21,600円 |
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口の周りの筋肉の機能訓練、顎の位置の修正等に用います。
永久歯萌出前に著しい顎、噛み合わせの不調和がある場合に限る。
b)混合歯列期(一期治療)
永久歯が生え始める、小学校低学年から高学年までの間の矯正治療。
【拡大床装置】シュワルツの装置、 FKO装置など | 1装置に付き 99,000円 |
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【固定式装置】リンガルアーチ、 バイヘリックス、クワドヘリックス、 急速拡大装置 ※初回のみ診査診断料・装置作製費として50,000円いただきます。 小児期の永久歯と乳歯とが混在している時期(混合歯列期)における、 早期の矯正治療については装置代(プレート等の床装置:1装置につき97,200円)をいただき、その後装置を大幅に修理した場合は、修理代(5,000円程度)をいただくことがあります。 |
1装置に付き 99,000円 2個使用 198,000円 3個使用 297,000円 |
例)小学校高学年まで装置を3つ行った場合、291,600円となります。
(難しいケースでない限りこの金額内で矯正を行います)
c)永久歯列期(二期治療)
永久歯が生えそろった方の矯正治療。
マルチブラケット装置 (いわゆるワイヤーによる矯正) ※初回装置セット時:片顎につき108,000円 |
385,000円 |
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一期治療終了したのち矯正が必要と判断された場合この治療を行います。
一期、二期治療合わせて、総額572,400~669,600円となります。
(例外的に、難症例の方は別途費用をいただくことがあります)
上記の装置代の他に、
○CT撮影:5,400円(必要に応じて)
○月々調整料(口腔衛生管理料として):1,080円
(毎月のフッ素塗布無料、3ヶ月に一度のフッ素歯磨剤、歯ブラシも提供)